男性も知っておきたい、妊婦に精油は本当にNG?

妊娠中にアロマテラピーは避けるべき、というのが日本においての認識です。確かに精油には様々な作用があり、なかには妊婦にとってよくない影響を与えるものがあるのも事実です。しかしそれはごく一部の精油の話で、すべての精油が禁忌というわけではありません。日本では「アロマテラピー=妊婦の敵」のような扱いですが、正しい知識を持っていれば妊娠中のイライラ緩和や、リフレッシュに役立ってくれますよ。

厳禁の精油だけはおぼえておくべし

まず前提として、妊婦がアロマテラピーをしたからといって、流産や早産などの影響が出ることはほとんどないそうです。例えば妊娠中に避けたほうがいいとされる精油を1度知らずに芳香浴に使ってしまったとしても、その後の経過が順調ならば安心して構いません。むしろ使ってしまったことを気に病むストレスこそ、胎児に悪影響だとも言われています。

ですが一部の精油は芳香浴であっても妊婦には厳禁とされるものがあります。例えば料理でよく使われるセージやオレガノ、クローブ。この3つは妊婦にとって禁忌ともいわれる精油の代表格ですので、芳香浴でも使用は控えましょう。ほかにもペニーロイヤルやサビン、インディアンディルなどがあげられます。また芳香浴でよく使われる精油で避けた方が無難とされているのが、ジャスミン。子宮の収縮を促す作用があるとされているため、不安定な妊娠初期はとくに避けた方がいいそうです。ただ臨月で、もういつ産まれても構わないといった状態ならば出産を促してくれますのでむしろ積極的に取り入れるべきとも言われています。妊娠で精神的に不安定になっている妻へプレゼントとして贈るなら、別のものを贈ってあげましょう。ちなみに妊婦にいいとされているのは、ネロリやローズウッド。とくにローズやラベンダーは妊娠中でも安心して使える精油とされていますので、プレゼントするならばこの辺りがおすすめです。

入浴時やマッサージは控えるべし

精油を使い、芳香浴をするならば妊婦に大きく影響はしません。しかし実際に肌につけるアロマバスやアロママッサージには注意が必要です。妊娠中の女性はとにかく劇的に体が変化しており、ホルモンのバランスも崩れています。そのため普段は何でもない化粧品が急に肌に合わなくなるなど、過敏になることが多いそうです。そこへいくら薄めているとはいえ、刺激の強い精油を肌につけるのはおすすめできません。妊婦ならば芳香浴までにとどめておき、入浴時やマッサージに使うことは避けておきましょう。精油が妊婦にはよくないとされる大きな理由のひとつは、このためなんだそうですよ。

それでもマッサージに使いたいのであれば、普段よりも薄めにして使うようにしましょう。使う前に必ずパッチテストをしておくのを忘れずに。そして継続的な使用は避け、どうしてもリラックスしたいというときにだけ使うようにするとなお安心できます。いくら普段より薄めにしているとはいえ、普通のボディクリームなどよりは刺激は強いですし、保湿以外の作用もあります。薄めにし、頻度を落とすことさえしていれば不安がるほどの影響はでないと言われているそうです。

このように、日本では過剰なほど妊婦に精油は禁忌とされていますが、実際のところはそこまで不安がる必要はありません。禁忌とされる精油を避け、過度な使用を避ければ影響はまずないとされています。しかしアロマテラピーの普及とともに様々な情報が錯綜し、ありとあらゆる精油が妊婦には危険だと言われているのも事実。そうした多すぎる情報に左右され過ぎ、余計にストレスを溜めてしまう妊婦もかなりの数いるそうです。そうした無駄な不安を取り除くためにも、妊娠している妻だけでなく、パートナーである夫も精油について正しい知識を持っておきましょう。