精油の質は、作用の違い?

精油を選ぶ際、ポイントになるのが質の高さ。質の高い精油を選ぶよう指導されていますが、実際のところ質のよしあしでどんな違いがあるのか。質の違いはどのようにして決まるのか、知っておきましょう。。

精油の質はどう決まる?

精油の品質は、やはり原料である植物が大きく影響します。植物がどのような環境で育ち、収穫されているかはもちろんのこと、精製する工場と畑がどの程度離れているかまで。さらに精製の技術や使用する器具の材質によっても影響されます。精油とはとてもデリケートで、すぐに品質が劣化しやすいものなのです。。

例えば上質なペパーミントは、高温多湿の地域からとれるといわれています。そのためイングランド産のものが質がいいといわれていますが、それだけでは上質な精油にはならず、完全に開花する前に収穫しないと有毒なケトン類が発生してしまいます。ケトンは人の体内でも作られる物質で、糖質や脂肪を燃焼するときに自然と生成されるのですが、血液中に流れ出すと有毒となるそうです。さらに生成する工場と畑が離れていると、輸送に時間がかかります。そうすると新鮮さも失われてしまいますし、輸送中の排気ガスなどによってさらに精油の質は落ちてしまうそうです。。

もちろん質のよしあしはこれだけでは決まらず、製造工程である蒸留の技術にも左右されます。精油を精製するときには水蒸気蒸留法という方法を用いるのですが、高温かつ高圧で蒸留すれば一度でたくさんの精油をつくることが可能なのだそうです。ですがその代り質は落ち、植物本来の香りが十分引き出せないんだとか。そのため質のよい精油を作るにはじっくりと低温、低圧で蒸留することが欠かせません。質のよい精油が高価なのは、原材料である植物の品質管理の手間に加えて大量生産できないことも関係しているのです。。

質のよしあしで、作用は変わる!

精油はとてもデリケートで、些細なことでも質が左右されてしまいます。ですが質があまりよくない精油でも、原材料は同じ。作用自体はあまり変わらないように思えますね。ですがやはり、作用や香りのよしあしにも関係してきます。。

質があまりよくない精油というのは、材料となる植物の生育に適していない環境で育っていたり収穫していたりします。そのため十分に植物が成長できず、様々な嬉しい作用をもたらす成分が作られません。さらに適した環境で育て、十分に成分を蓄えた植物を使ったとしても蒸留する際に大量に生産することを優先してしまえば、成分は簡単に破壊されてしまうのです。残念ながら、質のよくない精油では十分な効果を期待することは難しいでしょう。さらにあまりに質を犠牲にしたグレードの低い精油をアロマテラピーに使ってしまうと、思わぬ影響を受けることもあるそうです。。

ただ逆をいえば刺激が少ないともいえます。香りもよくいえばマイルドになりますので、比較的穏やかな作用となるでしょう。質のいい精油は香りもよく、作用もしっかりと期待できる反面、主張が強すぎる一面も持っています。その辺りの判断は、正直いって素人ではなかなか難しいです。質を落としすぎてしまうと悪い影響が出る懸念もありますし、かといって質が高いものだと高価なので人によっては長続きしません。そのためどのグレードの精油が自分にいちばんあっているのかを選ぶため、信頼できるショップをまずは見つけることが先決といえるでしょう。。