こんなにある! 日本のハーブ

アロマテラピーやハーブと言うと、ヨーロッパのイメージが強いでしょう。しかし、日本にもハーブはたくさん存在します。ねぎやしょうが、わさびなど薬味でのおなじみの食材には、健康維持のための有効成分がたくさん含まれています。食卓で和風アロマテラピーを試してみませんか?

日本在来のハーブ

日本在来種のハーブは、「わさび、みつば、うど、はっか」などです。薬味として利用されている、「紫蘇、唐辛子、山椒、にら、せり、わけぎ、よもぎ、ふきのとう、菊、生姜、どくだみ、くまざさ、にんにく、パセリ、クレソン」などや、「そば、梅、柚子」も、日本に渡来してきたハーブになります。ここでは、どんなものがハーブ類になるかをご紹介していきましょう。

<香味野菜類>
消化を助け、食欲増進してくれる効果があります。
(大根、ふきのとう、わらび、みつば、春菊、ねぎ、菊など)

<香辛料>
生臭さを消し、料理の味を引き立てくれる役割があります。消化不良による胃のもたれを防ぎ、食品の防腐効果にも役立ちます。
(生姜、唐辛子、わさび、山椒など)

<薬味>
香辛料同様、素材の生臭さを消して、料理の味を引き立てます。口直しに使ったり、消化不良を助けます。
(ねぎ、紫蘇、みょうが、柚子、かぼす、にんにくなど)

山椒のパワー

山椒は日本在来のハーブで、私たちの生活になじみのあるものです。その歴史は古く、縄文時代まで遡れるのだとか。使用範囲も広く、若葉、花、実の全てが食用になりますし、漢方薬としても利用されているほど、薬効が認められているハーブです。

<山椒の主な働き>
・胃腸の働きを活発にする
山椒に含まれている辛み成分「サンショオール」が、大脳を刺激して胃腸の働きを整えるため、消化を促進してくれるのだそうです。消化不良による胸苦しさなどにも効果があるといわれています。うなぎに山椒の粉をかけるのも、臭みけしと消化促進のためで、室町時代からこの習慣があったのだそうです。

・発汗作用で冷え性を改善
新陳代謝を活発にするため、発汗作用の働きを高めてくれるため、冷え性の改善によいといわれています。血管を拡張する作用があるので、血流を改善し、高血圧の予防にも効果的といわれています。

・痛みを和らげる
山椒には鎮痛作用・麻酔作用があり、打撲や捻挫などの痛みを和らげてくれる効果があるといわれています。山椒を食べたときに、舌がぴりぴりするのは、この麻酔作用によるものだそうです。