ハーブと精油の関係とは?

植物由来の成分の香りを楽しみ、生活を彩るために活用するということは、4000年以上前の古代において、既に行われていたようです。人は香りによって精神的にリフレッシュでき、体の底から美しさや健康を引き出すことができると、経験的に知っていたのでしょう。アロマテラピーのさまざまな効果は、現代の健康志向にもマッチしてますます人気が高まっています。ハーブと精油の知識をマスターして、ぜひ自宅でも楽しんでみましょう。

ハーブと精油との関係は?

アロマテラピーとは、アロマを使った療法のことです。香りを心身の健康のために使うということ自体は古代から行われていましたが、それを系統的にとりまとめ、治療として確立したのはフランスの科学者ガット・フォセです。ヨーロッパではかなりポピュラーなものとなり、近年では日本でも、自然治癒力を高め、心身の調和をはかる自然療法として一般的に知られるようになってきています。

アロマテラピーでは、ハーブから抽出した精油を多く使いますので、ハーブと精油とは密接な関係にあると言えるでしょう。精油には、ペパーミントをはじめ、カモミールやタイム、バジル、ローズマリーなどおなじみのハーブが勢ぞろいしています。ハーブ系の精油には脳の働きを活性化させたり、風邪の症状を緩和させたりする効果があるといわれています。

ハーブを乾燥させたドライハーブはスパイスや香り付けなどのためにキッチンでもよく使われます。薬効を簡単に取り入れるなら、ハーブティ。疲れがたまっているときや胃腸が弱くなっているときなどにお勧めです。カフェインを含まない飲み物なので、眠る前でも安心して飲むことができます

香りのメカニズムとは?

アロマテラピーが心身をここちよくリラックスさせるのは、嗅覚を通じて脳や神経を安らかにする成分が含まれているからです。植物から抽出される精油には香成分が含まれていて、これがにおいを感じさせています。香成分は酸素や水素炭素から成り立っていて、これらの分子が空気中をただより鼻に触れることで匂いとなって伝わります。この3つの分子の組み合わせによって、さまざまな種類の香りになるのです。

香りの分子が鼻腔をとおって鼻の付け根の上皮に伝わります。ここには嗅覚が集中していて、香りを電気信号に変換して脳へと伝えます。脳の視床下部ではこのシグナルを受け取ると神経活性化物質を放出し、それによって体全体に影響を及ぼすのです。

視床下部は自律神経やホルモン系の働きを調整する重要な部門です。女性の体は女性ホルモンの変化に敏感に反応します。病気ではないけれど、なんとなく調子が悪いといった状態を元気にしてくれるのがアロマテラピーです。

ハーブと精油とを活用したアロマテラピーは、心と体のバランスをとりながら、本来の健康と美しさを引き出す自然療法です。香りを使って体の内部からヘルスケアができるアロマテラピーを、セルフケアに取り入れてみましょう。