マッサージに欠かせないキャリアオイル選び

アロママッサージの際、精油を薄めるときに使うのがキャリアオイルです。原液のまま使うと刺激が強すぎる精油の成分を壊さず、肌になじみやすくしてくれる作用があります。またキャリアオイル自体にも香りや肌への作用があるため、精油との相性はもちろんのことキャリアオイル同士でブレンドすることも珍しくありません。掘り下げると意外と深い、キャリアオイル。どんなポイントで選ぶといいのでしょうか。

肌タイプで選ぶ、相性のいいキャリアオイル

まずは自分の肌タイプに応じてキャリアオイルを選んでみましょう。女性ならばたいていの人がご存知でしょうが、人の肌はいくつかの傾向に分けられます。例えば皮脂が少なく、乾燥しやすい乾燥肌や逆に皮脂の分泌が多すぎる脂性肌など。ほかにも化粧品などにかぶれやすい敏感肌や最近では年齢を重ねた年齢肌といった分類がされることもあります。

・乾燥肌、敏感肌に
まずは意外と身近なところにある乾燥肌と敏感肌の人向けのキャリアオイルを。乾燥肌は皮脂の分泌が普通よりも少ない肌のことなのですが、皮脂は様々な刺激から肌を守る役割も担っています。そのため皮脂が少ない乾燥肌の人は敏感肌もあわせもっている傾向が強いのです。乾燥肌や敏感肌の人は粘度や浸透力の高いタイプを選ぶのがおすすめです。

例えば乾燥肌でも敏感肌でも使えるものでいうとピーチカーネルオイルやグレープシードオイル。とくに肌が敏感ならスイートアーモンドオイルもおすすめです。これらは単独で使うことができますので、1種類用意すれば全身のマッサージに使用可能。とくにグレープシードオイルはサラッとしているため伸びやすく、広範囲のマッサージに最適です。

・脂性肌
では次は皮脂の分泌が多い脂性肌に相性のいいキャリアオイルを。皮脂の分泌が多いということからオイルを使うことに抵抗のある人がいるかもしれませんが、ブレンドするなどすれば皮脂の分泌量を抑えることも可能です。まずおすすめするのは年齢を重ねた肌との相性もいい、ヘーゼルナッツオイル。粘性が高いのでベタつきが心配になりますが浸透力がとても高く、使い心地のいいオイルです。このオイルには荒れた肌の再生を促したり、収れん作用があるとされています。脂性肌は皮脂が多すぎて酸化しやすく、ニキビなどの肌荒れを引き起こしやすいのでどちらのケアもできるでしょう。

ブレンドしてさらに幅広く

キャリアオイルには単独で使えるものと、ベースとなるキャリアオイルにブレンドするのに適しているものがあります。ブレンドに適しているオイルは香りが強く、クセがあるものや高価なものが多いためベースのオイルに10%程度の割合でブレンドするのが普通です。

キャリアオイルをブレンドすることによってより肌への作用を強めることができ、香りもプラスされるため、精油とのバリエーションなどもより幅広くなるはず。ただ無臭のキャリアオイルを使うときよりも精油との香りのバランスがとりにくくなるため、初心者には少々難易度の高い技術かもしれません。

代表的なブレンドでいうと、女性に人気なのはどんな肌タイプにも相性のいいホホバオイルにローズヒップオイルの組合せ。ローズヒップオイルにはアンチエイジング作用があるとされていて、シミやシワなどを改善してくれるそうです。さらに必須脂肪酸も含まれているため、ターンオーバーを促したりハリを取り戻してくれるともいわれています。このブレンドにさらに美肌に効く精油をブレンドすれば、無敵の美肌オイルができあがるかもしれませんね。香りの好みや肌タイプ、さらにどんな作用がほしいかに応じて組み合わせを考えてみるとより幅広いアロマテラピーを楽しめることでしょう。