アロマバスを楽しんでみる

しょうぶ湯やゆず湯は日本に古くからあるアロマバスの一種と言えるでしょう。世界で最も入浴を楽しむ文化が発達している日本では、アロマは常識とも言えるのかも知れません。香りを楽しんだりお湯に溶けた精油が皮膚から浸透する効果は、温泉の効能を楽しむ日本人にとってはなじみ深いものです。

体全体で入る全身浴以外にも、一部だけをつける部分浴もいろいろあります。精油の成分と合わせ、入り方も工夫して楽しんでみてください。

全身浴の楽しみ方

体全体をお湯に沈めてゆったりと楽しむ全身浴。温かいお湯にのんびりとつかるだけでも、筋肉はほぐれリラックス効果があります。そんな場面では、精油も肌に浸透しやすく効果もアップするものです。ゆったり気分の中で、大きく息を吸って香りを体内に吸収しながら、のんびりと過ごしましょう。

お湯を張った浴槽の中に、精油をたらすのは最大で6滴程度です。よくかき混ぜて入りましょう。粘度の高い樹木系などの精油を使う場合には、キャリアオイルで希釈して(薄めて)から使います。肌の弱い人は、より薄めに希釈してから入れることをお勧めします。

精油には妊娠中の人や、体の状態によっては使っていけないものもあります。自分は大丈夫でも家族にとって良くないというケースもありますので、注意しなければなりません。また1才未満の乳児には使わないのが原則です。3才以下の子どもが使う場合なら1滴、6才以下なら3滴、10才以下は4滴、12才以下は5滴が目安です。くれぐれも子どもの使用には注意をしてください。

半身浴の楽しみ方は?

少しぬるめのお湯に心臓の下までつかる半身浴は、心臓に負担がかからないため長時間お湯につかることができます。その分、アロマテラピーの効果もアップするためお勧めの入浴法です。長時間つかることで、体の芯まで温めることができます。冷え性の方には特におすすめです。

内臓への圧迫をさけるに、おへその下あたりまでの少ないお湯につかるという人もいます。心臓の下でも、おへその下でも、特に冬場は寒くなりますので、上半身が冷えないようにタオルをかけると良いでしょう。お湯の温度は、37~38度くらいが目安です。精油は全身浴に比べて少なめ、3滴~5滴程度が目安です。入浴の時間は最低でも20分くらい、できれば30分以上つかりましょう。

座浴の楽しみ方は?

座浴というとあまりなじみのない方もいるでしょう。大きめのたらいの中にお尻だけつかる入浴法です。便秘や痔、膀胱炎やデリケートな部分のかゆみがあるときなどに行います。不快感や症状をやわらげてくれる効果があります。大きめのたらいか、たらいがなければ浴槽でもかまいません、2~3滴の精油を入れてよくかき混ぜ、お湯の中に腰をつけて、5分~10分程度つかります。終わったとは洗わずにタオルで水分を拭き取るだけにしましょう。

古くから日本に伝わるアロマバス。精油を使ってぜひ楽しんでみてください。温泉とはまた一味ちがった楽しみになるでしょう。